今週(12/19〜25)の読書記録
すっかり萬月さんのファンである。文庫本で1100ページ。5cmはあろうかと思われる辞書のような厚みにも怯まず読了、手の甲がさすがに痛い。
今週は「二進法の犬」にどっぷりハマった1週間だったな。

<花村萬月/二進法の犬 ★★★★>
f0122159_22344998.jpg家庭教師・鷲津兵輔が、生徒として引き受けることになった女子高生の倫子。彼女の父は、武闘派乾組組長・乾十郎だった。鷲津は、乾組という組織、十郎の「白か黒か」を徹底する生き様、そして倫子の凛とした存在に、次第に自分の所在を見いだしていく。博打、抗争、性愛...激流のなか、鷲津が手にしたものは―! 
「Google ブック検索」より 

人間の弱い部分に深く入り込んで抉(えぐ)ってくサマを、ヤクザを引用して描いているのが面白い!「二進法の犬」、巧い題名だなー。ここの題名を思いついたことこそが大勝利でしょう。面白かった。


<江國香織/いくつもの週末 ★★★>
f0122159_22351100.jpgいくつもの週末を一緒にすごし、サラリーマンの彼と結婚した著者。今、夫と過ごす週末は、南の島のバカンスのように甘美で、危険だ。嵐のようなけんか、なぜか襲う途方もない淋しさ...。日々の想い、生活の風景、男と女のリアリズム。恋愛小説の名手がみずからの「結婚生活」をつづった、甘く、ビターなエッセイ集。
「Google ブック検索」より

ゆっくり読んでも2時間程度で読めてしまえるくらい、タイトでライトなエッセイ。
けど、この作品の中には印象的な一節がたくさんあったな。常に心のカバンに入れておいて、ちょっとした合間にその言葉を引っ張り出したい。
なぜって、なんだかほっとするから。同類の匂いがするから。
江國香織さんとの共通点って案外多いのかも、って気になった。面白い。

ブクログ


[PR]
by pugslife | 2010-12-25 22:36 | 読書日記
<< 今週(12/26~12/31)... チャーの災難と動物達と通院記録。 >>