今週(12/12〜12/18)読書記録
今週読んだ本はどれもこれも面白く、日常のあいまに本を開くと、一気に別世界へと連れて行ってくれるような作品ばかりだった。改めて「読書って楽しい」。

ある時期を境に20年近く活字離れしてしまったワタシだが、考えてみればこの間の人生、常に何かが足りないと思いながら生きてきたのは錯覚ではなく、きっと「本」が足りなかったのだと思う。もしくは入院手術した期間を境に(この頃から無性に本が読みたくなっているので)、守護霊様が入れ替わったのだと思う。
読書好きな守護霊様にね。。。!

今週読んだ本は以下の4冊です。
強風のように否応無しに引きずり込まれた「浄夜」と「李歐 」。
日溜まりのようにワタシを迎えてくれた「眠れぬ真珠」と「さがしもの」。
どれもこれも本当に良かった。
★=1 ☆0.5 お勧め度の目安です。5★満点です。

<花村萬月/浄夜 ★★★★☆>
f0122159_2316047.jpgワタシにとって初の花村萬月の作品です。
ものすっご〜く面白かった!きっとこの先も何度も読み返すと思う。
独特な語り口調。スピード感。文章にキレがあるのにコクもたっぷり。
主人公の宮島弥生の腹の中の声は、そのまんまワタシと重なった。
読み手であるワタシの体内リズムと、作家が紡ぎ出す文章のリズムがぴったり重なるという体験は初めてかもしれない。素晴らしい作家との出合いに感謝。


<石田衣良/眠れぬ真珠 ★★★>
f0122159_23162264.jpg版画家の咲世子は更年期真っ盛りの45歳。17歳年下の彼との出合いで、翳りが見えていた人生に灯りがともった。。。
ちょっと出来過ぎ感があるけど、こういうことがあって欲しいと願わずにはいられなくなる作品。ハーレクインロマンスっぽいけどねー(浄夜と李歐との合間に読む作品として意識的にコレを選びました)。


<高村薫/李歐 ★★★★★>
f0122159_23164128.jpg10年以上前だと思う。活字嫌いのワタシでさえ、高村薫大先生の作品だけは読んでいた。彼女の大ファンであるという幼馴染みがあまりにも勧めるので、読まないわけにはいかなくなったのだ。「リヴィエラを撃て」「マークスの山」を立て続けに読み、確かに非常に面白かったのだが、それ以上続けては読めなかった。なぜなら彼女の作品は、緻密すぎて複雑すぎてスケールが大きすぎて、バカなワタシにはついていくのがやっとで、無邪気に作品を楽しむということが出来なかったからだ。
その幼馴染みがやはり数年前に勧めてくれたのが、この作品「李歐」だ。
重い腰を上げて読み始めてみたら、あまりの面白さに寝食を忘れるほどだった。
「李歐よ、君は大陸の覇者になれ。僕は君の夢を見るから。。。」という言葉に、この作品の全てが凝縮されている。
これを機に、高村作品を全制覇しよう。


<角田光代/さがしもの ★★★>
f0122159_23165969.jpgワタシのメインカードである「ANA JCBゴールド」から毎月送られてくる会報誌。実は非常に楽しみにしている。なぜならば、この会報誌で連載されている角田光代の連載エッセイが大好きだからだ。質実剛健そうなお人柄を想像させるいっぽうで、とてもお茶目で「天然」を感じさせるその具合が程よく、会報誌が届くとまず彼女のエッセイに目を通すというのがいつもの流れになっている。
「さがしもの」というこの作品は、「本」にまつわる短編集。どの作品にも「本」が絡んでいて、ほわっとしたオチがつくのが良い。あとがきがまた良いね〜。長年の活字ブランクを破り、本を読み始めたワタシにうってつけだったのかも。


ブクログ


[PR]
by pugslife | 2010-12-18 00:49 | 読書日記
<< チャーの災難と動物達と通院記録。 今週の読書記録 >>